Love of Fashion

ハウス オブ ロータス 2022-23年 秋冬コレクションのテーマは ”Harvest”。
2022年 春夏に続いて、今シーズンも桐島はんなさんとコラボレーションしたアイテムを発表します。
ハウス オブ ロータスのクリエイティブ・ディレクターである桐島かれんの次女、桐島はんなさんが生み出したイラストや写真をビジュアルとしたスウェットやロングTシャツがそろいました。

写真、絵画、映像、デザインなど多彩な創作活動で活躍するはんなさんのスペシャルインタビューをお届けします。
―― 2022年 春夏、“Long Time No See ―フレッシュな自分、フレッシュな気分―”をテーマに、ハウス オブ ロータスとコラボレーションしたファッションアイテムを発表されましたが、いかがでしたか?

これまで個人的な活動では、自作のイラストをTシャツに1枚1枚シルクスクリーンでプリントして販売したことはあったのですが、初めて、自分でデザインしたものがハウス オブ ロータスというブランドの商品になり、多くの方々に手にとっていただけてうれしかったです。
私自身のアーティスト活動とは違って、ブランドのプロジェクトとして、スタッフの方々と打ち合わせを重ねながら、ものづくりをすることは初めての経験でした。サイズやシルエットは、着たときにどう見えるか、ハウス オブ ロータスのアイテムらしさを考えたり、イラストの色彩の調整を工場にお願いしたりして、完成したものを百貨店のポップアップショップで発表できたのは、新鮮な感動でした。
コロナ禍でのプロジェクトでしたので、ステイホーム中に考える時間がたくさんあったのもよかったです。特に<Tiger and Lady>というトラと女性が並んでいるイラストは反響が大きく、猛獣であるトラをパンデミックを恐れるメタファーとして、トラとともに前に進んでほしいというメッセージを込めました。

―― コラボ第2弾となる今回の概要を教えてください。
ハウス オブ ロータスを象徴するようなイラストレーション<Lotus Lady>と、ハウス オブ ロータスの2022-23年秋冬のテーマである“Harvest”からイメージしたビジュアル<Forbidden fruits><Adam and Eve>の3作品をモチーフにスウェットとロングTシャツをデザインしました。
<Lotus Lady>
昔、何気なく描いた女性のイラストを母・桐島かれんが気に入り、ハウス オブ ロータスのブランドイメージで、蓮の花や茎と組み合わせて構成しました。明治時代の浮世絵に描かれているような、着物から洋装になる新しい時代の女性にインスピレーションを得ています。

手描きの文字もデザイン的で、レトロとモダン、西洋と東洋の文化がミックスされた、ハウス オブ ロータスのアイコニックなビジュアルになりました。
私はいつも出かけるときに、小さなスケッチブックを持ち歩いていて、カフェやレストランにいるときに絵の題材を思いついたら、短い時間で描きます。この女性のイラストもそのようにして描いた作品です。
<Forbidden Fruits>
”Harvest”という言葉から、秋に収穫する果物といえば、リンゴ……と思いつきました。リンゴはシンボリックな果物で、旧約聖書でアダムとイブが食べた「禁断の果実(Forbidden Fruit)」と伝えられています。
アダムとイブは、神様に食べてはいけないと言われていた果実を蛇の誘惑によって食べてしまい、エデンの園を追放されてしまいます。ギリシャ神話ではリンゴは愛と美の象徴だといわれ、一方、『白雪姫』の物語では毒リンゴが登場したり……。善にも悪にもなる深い意味をもつリンゴという果実をモチーフにしました。
齧ったリンゴの写真はニューヨークの美術大学に通っていたときに撮影した作品です。モノクロームの写真に赤い文字のタイポグラフィを組み合わせてデザインしました。
“AT YOUR OWN RISK”という言葉は、アメリカではよく見かける“あなたの責任で”という意味です。リンゴを食べる? 食べない? もご自身の責任でどうぞ、という言葉を添えました。都会的なストリートファッションのアイテムで、ユニセックスでも楽しんでいただけます。
<Adam& Eve>
禁断の果実、リンゴ……とイマジネーションがつながり、アダムとイブの姿と、秋の果実であるブドウやイチジクなどを組み合わせてデザインしました。
世界中の国を旅して興味が湧くのは、それぞれの国の神話や宗教、歴史の物語。文化の違いに好奇心があるのは、母の影響が大きいのかもしれません。
ハウス オブ ロータスがリスペクトしてきた世界各国の伝統や文化を大切に思う気持ちを、この<Adam&Eve>のイラストにも込めています。
―― 今回展開するのは、スウェットとロング Tシャツのアイテムですが、おすすめの着こなしはありますか?

オーバーサイズのビッグシルエットになっているので、定番のデニムやロングスカートと合わせるのがおすすめです。母は「動きやすいので庭仕事をするときにちょうどいい」と言っています。大人の女性は、スエットパンツとトップスがセットアップだとパジャマのような雰囲気になってしまいがちですが、トップスをオーバーサイズにすれば、着こなしやすいと思います。
―― 絶妙なニュアンスカラーのアイテムもありますね。

私が好きなレトロな雰囲気のスモーキーなカーキ、パープルをセレクトしました。ニュアンスカラーのトップスは、ベーシックなデニムや黒や白のボトムスと合わせると、取り入れやすいと思います。
ちなみに、母の一押しは、<Lotus Lady>のベージュのロング Tシャツのようです。
「過去と未来、東洋と西洋……いろんな時代と文化がミックスされていて、ハウス オブ ロータスを象徴している雰囲気。ニュアンスカラーは、はんなが得意とするファッションです」(桐島かれん)

―― 最後に。最近のはんなさんの活動や、気になっていること、ものがあれば、教えてください。

写真、絵、デザインなど、Fauveというアーティストユニットで活動もしています。今回のコラボアイテムはスケッチブックに手描きしたイラストをiPadに取り込んで、デザインしたのですが、キャンバスにアクリル画を描くことも好きです。写真は自然やポートレートなどを撮り続けていて、最近、写真集も自費出版しました。詳しくはこちら

映画や音楽は、現代のものよりも昔のものに心惹かれます。音楽は、クラシック、ジャズも好きですし、ボブ・ディラン、ジョン・デンバーなどもよく聴きます。
この前、バリを旅したときに、アンティークショップで、東ティモールのお面を見つけて買ってきました。日本でもアンティークショップや古い喫茶店に行くのが好きです。古いものが好きなのは、やはりアンティークが好きな母の影響を受けているのでしょうね(笑)。
Profile 
桐島はんな Hanna Kirishima

2020年 N.Yのパーソンズ美術大学(Parsons School of Design)写真学部を卒業後、日本に帰国。ハリウッドのドラマ制作会社での制作アシスタントを経て、現在はフリーランスでイラスト、写真、映像で幅広くアーティスト活動中。クリエイティブグループ Fauveのクリエイティブディレクターとしてデザインの仕事も。

監督撮影し、YouTube「桐島かれん at Home」で公開された「HANNA FILM “Dali by the Sea” シュヌードル犬ダリ 葉山での一日」「HANNA FILM “Impatient Karen” せっかちな かれん」も大反響!
桐島はんな インスタグラムはこちら

◆コラボレーションアイテム一覧はこちら

◆8月24日(水) よりジェイアール名古屋タカシマヤ にて開催するLIMITED SHOPにて先行販売いたします。
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