Love of Fashion

雑貨やお土産、ローカルグルメを楽しみたい人におすすめは、ベンタイン市場ですが、この写真はビンタイ市場。ビンタイ市場も、キッチン雑貨など2000以上の問屋がひしめき合っていて、活気にあふれています。
ホーチミンのベンタイン市場に入ると、「なにがほしいの?」「安くするよ」「これ買って」と、売り子の猛攻撃を受けます。熱烈なセールストークに気をとられていると、なかなか行きたい店に到着できません。あるとき、ふと気づいたのが、市場にいる女性たちの多くが、パジャマのような上下セットアップの服を着ていること!
サイゴン中央郵便局でバナナを打っていたドーボーお姉さんの天秤棒を担がせてもらいました。
最初は、本当にパジャマを着ているのだと思っていましたが、実は、「DO BO(ドーボー)」と呼ばれる、ベトナム女性の日常着なのだとか。アオザイのような色気はありませんが、セットアップなので、全身ヒョウ柄、全身花柄になって、強烈なインパクトを放ちます。でも、着心地はよさそう! よく見ると、携帯電話を入れるために便利なポケットもついています。
カラフルでキッチュなビーズスリッパは、ビーチサンダルのように軽やかな履き心地。
ベトナムの市場での買い付けで、こうしたドーボーおねえさんやドーボーおばさんたちたちをすりぬけて、私たちが目指すのは、サンダル売り場。ベトナム女性たちがふだん履いている“ビーサン”や“つっかけ”などのサンダルが山のように並んでいるなかに、オシャレ用なのでしょうか? パーティ用なのでしょうか? キラキラしたビーズ刺繍のサンダルが売られています。
ベトナムの職人がひとつひとつ手作業で刺繍を施したサンダルは、チャイナシューズのようにキッチュで可憐な雰囲気です。ハウス オブ ロータスではメッシュ生地のビーズサンダルをオリジナルでオーダーしています。
ピンクのバッグに合わせて、ピンクのビーズスリッパをかわいらしく履きこなす、ハウス オブ ロータスのバイヤー。
スリッパタイプなので、近所にお買い物に行くときなどに、サッと履けるのが魅力。ハウス オブ ロータスのスタッフにも人気で、室内用と外出用に色違いを2足常備しているという人も少なくありません。アジアの買い付けの旅の間、ずっと履いているバイヤーもいます。華奢なサンダルに見えますが、底に厚みがあるので、長時間歩いても疲れず、雨が降ってもすぐ乾くため、アジアでスコールに遭ったときの心配も無用です。