Special Issue

年間の半分近くを海外で過ごし、フランスの18世紀〜20世紀の古き良き時代の食器を買い付けして販売している、今、大人気のアンティークバイヤー・山端朱美さん。個展でお会いした人は、山端さんが素晴らしい目利きであるとともに、アンティーク食器やカトラリーへの愛に満ちていることに、きっと気づくはず。お話が楽しく、素敵な笑顔の山端さんに12の質問を尋ねてみました。
1. 今、行きたい旅先は?
フランスのコートダジュール。アンティーク食器の買い付けで年に何度も南仏のプロヴァンスを訪れていますが、近々、久しぶりに海岸線のコートダジュールを旅しながら買い付けしてきます。太陽をたくさん浴びたい!
2. 人生に欠かすことができないものは?
両親や兄妹、大切な人を思う気持ち。年間の45%は日本にいないので、心配をかけないように「行ってきます」「帰ってきたよ」という言葉は伝えるようにしています。

3. いつも持ち歩いてるものは?
お財布と携帯は必携。そのほかにリップクリームとポケットティッシュも必ず持って出かけます。リップクリームは忘れたら外出先で買うことも多いので、たくさん増えちゃって! ティッシュは、高知県土佐市のハヤシ商事株式会社の『モイストファミリー』が柔らかさと厚さがちょうどよくて、お気に入り。ドラッグストアで見つけたらまとめ買いしています。買い付けの旅のときも必需品。

4.おしゃれのポイントは?
第一に清潔感。第二に全体の色バランス。第三に太ってみえないかどうか(笑)。仕事のときは、ボーダーのトップスに帽子が、私のトレードマークです。黒は着ないので、色のバランスを考えるようにしてアイテムを選んでいます。
5.好きな食べ物は?
食べに行くことも、自分でつくるのも好きなのですが、実はラーメンが好き。東京・学芸大学の「モンゴメリー」のラーメンは、2日続けて食べたいと思うくらい大好き。買い付けでフランスに行くときは、出発前と帰国後に必ず食べに行くのが、今では儀式のようになっています(笑)。
山端さんの定宿。インテリア、装飾などの雰囲気もお気に入りだそう。
6.次の休日の予定は?
去年からモロッコに行きはじめ、かなりハマっています。今年の年末年始は、マラケシュ郊外のアトラス山脈を望むお気に入りの宿をすでに予約済みなので、そこで年越しをします。携帯もパソコンもつながず、好きな音楽を聞いたり、本を読んだり、美しい景色を眺めたり、昼寝をしたりして、無の状態になって過ごす時間を今から楽しみにしています。

宿を出て見える景色、
自宅にも昔から集めてきた、アンティークコレクションが並びます。
7.人生の転機は?
2013年、それまで勤めていた会社を辞めてフリーランスになったものの、アクシデントがあったりして自分が思うようには進みませんでした。しばらく途方に暮れていたけれども、自分が好きなことを仕事にしようと一念発起。2014年12月に、これまで趣味で収集していたアンティークを人生後半の仕事をしようと思い、今にいたっています。
8.クリエイティビティの源は?
海外の美術館で美しいもの、古いものを見ること。洋書を読みあさること。町歩きをしながらさまざまなディスプレイを見ること。フランスだから考えられる思考回路があるみたいで、「あ、こういうことしよう!」と思いつくことが多いです。
9.自分のことをどんな性格だと思う?
好奇心旺盛のミーハー。でもカッコつけなので、それを表には出さないように抑えています(笑)。負けず嫌いでもあるかな。

10.ストレス解消法は?
寝ること。とにかく寝るといやなことは忘れます。

11.理想の休日は?
ふかふかの枕とベッドで寝ること。いい枕が欲しいです。

12.山端さんにとってのHappiness of lifeとは?
好きを仕事にすること。若いころに大好きだったフランスが、今では仕事のメインの場所になりました。モロッコや台湾など、最近、好きになった場所も、いつか仕事でつながって、何度も訪れることができるようになれば幸せです。

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profile
やまはた・あけみ
フレンチブランドに長く携わった後、フランスと日本を行き来しながら古き良きモノを買付けし販売するアンティークバイヤーに。お店を持たず、蚤の市の出店や定期的に都内のギャラリーでの個展を主な活動拠点とし、SOUVENIR de PARIS(スーヴニール・ド・パリ)を運営。
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Information
青山店1Fのパティオにて、11月1日(金)~11月13日(水)の期間に、「SOUVENIR de PARIS ヴィンテージマーケット」を開催します。今回は、南仏の蚤の市から仕入れたばかりの白い器を中心に、人気のオクトゴナルのプレートコレクションや花器、グラス、カトラリーなどを展開。シンプルながら、テーブルが華やぐエレガントなアイテムばかりです。また、フランスの老舗陶器ブランド〈GIEN(ジアン)〉の1900年初頭に作陶された繊細で優美なトランスファーウエア(転 写模様)をあしらった「マリー・アントワネット」シリーズも特別にご用意しました。この機会にぜひ、古き良きフランスの空気を感じる逸品の数々をご堪能ください。
青山店にて開催!「SOUVENIR de PARIS ヴィンテージマーケット」