インドの飲み物といえば、砂糖たっぷりのミルクティ「チャイ」。スパイスが入った「マサラチャイ」のつくり方を料理家のこてらみやさんにお尋ねしました。
街中のいたるところにチャイを売る屋台があり、朝から晩までチャイに親しむインド人。鉄道に乗れば“チャイボーイ”がチャイを売りに来ますし、買い付けのために訪れる工房やお店では必ずチャイが出され、早速、交渉をしようものなら「まあまあ、まずは一杯どうぞ」と、チャイをいただかないと話が始まりません。
砂糖たっぷりのミルクティがチャイの基本ですが、ときどきスパイスが入ったマサラチャイをいただくこともあります。キリリとした香辛料の香りは、疲れた体に元気を与えてくれるのでした。
街中のいたるところにチャイを売る屋台があり、朝から晩までチャイに親しむインド人。鉄道に乗れば“チャイボーイ”がチャイを売りに来ますし、買い付けのために訪れる工房やお店では必ずチャイが出され、早速、交渉をしようものなら「まあまあ、まずは一杯どうぞ」と、チャイをいただかないと話が始まりません。
砂糖たっぷりのミルクティがチャイの基本ですが、ときどきスパイスが入ったマサラチャイをいただくこともあります。キリリとした香辛料の香りは、疲れた体に元気を与えてくれるのでした。
料理家のこてらみやさんは、いつでも気軽にスパイスを使えるように、スパイスボックスをキッチンに常備しているのだとか。ターメリック、クミンシード、クローブ、ドライジンジャー、カルダモン、シナモン……など。スパイスボックスは魔女の薬箱のような雰囲気です。
「スパイスボックスがあれば、マサラチャイも、思いついたらすぐにつくることができます」
と、こてらさん。
「スパイスボックスがあれば、マサラチャイも、思いついたらすぐにつくることができます」
と、こてらさん。
ドライジンジャーとシナモン、カルダモン、クローブ、フェンネルシードを粗めにつぶしたら、紅茶と一緒に煮出して、牛乳を加えて温めるのが基本。
「砂糖はたっぷりと、少しのバターと塩を入れていただくとコクが出ておいしいです」
インドがイギリスの植民地であった時代、上質の紅茶はすべてイギリスに送られて、残りの安価な細かい茶葉をおいしく飲むために考えられたのが、チャイのはじまりといわれています。アッサムやCTCと呼ばれる小さく丸められた茶葉がチャイには合うのだとか。
「紅茶も牛乳も煮立たせないように弱火で温めるのがおいしくつくるコツ。体を温めたいときはジンジャーを、すっきりしたいときはフェンネルシードやカルダモンを多めにするなど、好みやその日の体調によって、スパイスを調整するのもおすすめです」
インドがイギリスの植民地であった時代、上質の紅茶はすべてイギリスに送られて、残りの安価な細かい茶葉をおいしく飲むために考えられたのが、チャイのはじまりといわれています。アッサムやCTCと呼ばれる小さく丸められた茶葉がチャイには合うのだとか。
「紅茶も牛乳も煮立たせないように弱火で温めるのがおいしくつくるコツ。体を温めたいときはジンジャーを、すっきりしたいときはフェンネルシードやカルダモンを多めにするなど、好みやその日の体調によって、スパイスを調整するのもおすすめです」
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<作り方>
1. すり鉢にスパイス類を入れて細かくすり潰す。
2. 鍋にスパイスと水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火で1〜2分煮出す。
3. 茶葉を加えて十分に膨らむまで、とろ火で1分ほど煮る。
4. 牛乳、砂糖大さじ1を加えて砂糖を煮溶かす。
5. 沸騰直前で火を止め茶こしで漉す。
*紅茶の茶葉はコクのある、アッサムのCTC(2mmほどの粒状の茶葉。赤味のある水色で
、濃厚な風味がある)がおすすめです。
*お砂糖は入れたほうが美味しいと思いますが、お好みで飲む時に加えても。
*ひとかけらのバターを加えると、グッとコクがでます。また、塩を耳かきに1杯分ぐら
い加えると味が締まります。どちらもお好みでどうぞ。
1. すり鉢にスパイス類を入れて細かくすり潰す。
2. 鍋にスパイスと水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火で1〜2分煮出す。
3. 茶葉を加えて十分に膨らむまで、とろ火で1分ほど煮る。
4. 牛乳、砂糖大さじ1を加えて砂糖を煮溶かす。
5. 沸騰直前で火を止め茶こしで漉す。
*紅茶の茶葉はコクのある、アッサムのCTC(2mmほどの粒状の茶葉。赤味のある水色で
、濃厚な風味がある)がおすすめです。
*お砂糖は入れたほうが美味しいと思いますが、お好みで飲む時に加えても。
*ひとかけらのバターを加えると、グッとコクがでます。また、塩を耳かきに1杯分ぐら
い加えると味が締まります。どちらもお好みでどうぞ。
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Profile
こてらみや
京都・祇園生まれ。子供のころより京料理やおばんざいに接して育つ。実家が西洋骨董店を営んでいるため、自然と、食器やグラスなどにも興味を抱く。料理制作、スタイリング等、食の総合的なコーディネーターとして活動。スパイスや香味野菜など、「香り」を生かした料理が得意。著書に「魔法のびん詰め」(三笠書房)、「おかずのもと」(翔泳社)など
Profile
こてらみや
京都・祇園生まれ。子供のころより京料理やおばんざいに接して育つ。実家が西洋骨董店を営んでいるため、自然と、食器やグラスなどにも興味を抱く。料理制作、スタイリング等、食の総合的なコーディネーターとして活動。スパイスや香味野菜など、「香り」を生かした料理が得意。著書に「魔法のびん詰め」(三笠書房)、「おかずのもと」(翔泳社)など