秋の日の午後、ベジタブルカービングのワークショップをハウス オブ ロータス青山店で開催しました。ベジタブルカービングとは、野菜や果物に専用のナイフで彫刻をするタイの伝統文化。私の幼馴染であるキャスターの小牧ユカさんを講師に、日本ではなかなか体験する機会がない異国の手仕事を教えていただきました。
10代のころからファッションモデル、キャスターやラジオのパーソナリティとして活躍してきたユカは、結婚後、2児の母となり、ニューヨーク、ドイツ、シンガポール、ロンドン在住を経て、現在は、横浜で生活しています。ベジタブルカービングは、シンガポールに住んでいるときに、タイ人の先生に習ったのだとか。
10代のころからファッションモデル、キャスターやラジオのパーソナリティとして活躍してきたユカは、結婚後、2児の母となり、ニューヨーク、ドイツ、シンガポール、ロンドン在住を経て、現在は、横浜で生活しています。ベジタブルカービングは、シンガポールに住んでいるときに、タイ人の先生に習ったのだとか。
「もとは王室の宮廷料理を華やかに彩る技術であるベジタブルカービングは、タイ人の女の子にとって、バレエやピアノと同じくらい人気の習いごとです。野菜をきれいにカットして食卓に並べれば、野菜ぎらいの子どもも食べるようになるし、お客様がいらしたときにも話題になります。年末やお正月のイベントにもおすすめですよ」
と、ユカ先生による説明のあと、まずは、ピクルスの瓶詰めをつくってみることに。
と、ユカ先生による説明のあと、まずは、ピクルスの瓶詰めをつくってみることに。
薄くスライスした人参を、カービングナイフで葉っぱの形に切り取っていきます。葉っぱの輪郭や、丸い模様など、立体を流れるような曲線にカットするのが難しい! 人参が装飾できたら、あらかじめスティック状に切って準備していたキュウリと大根と一緒に瓶に詰めて、ニンニクを入れて一晩つけたすし酢を瓶に流し込み、一晩、冷蔵庫で寝かせたらできあがりです。「ちょっとした贈り物にもおすすめです。プレゼントにするときは、瓶の蓋の上を布で包むとかわいいですよ」とユカ先生。
次は、ズッキーニを葉っぱの形に。少しずつカービングナイフの扱いに慣れてきますが、まだまだ簡単ではありません。参加者のみなさんも、息をするのも忘れるくらいに集中! ときどきお隣同志で、「わぁ、上手ですね」「穴を開けるのが難しいね」と会話をして、集中を解きながら、楽しい時間が過ぎていきます。
おやつタイムには、以前、お料理教室を開催していただいた料理研究家の口尾麻美さんがタイ風おしるこをつくってくださいました。ココナッツミルクとタピオカとカボチャが優しく溶け合って、おいしい!
カービングで出た野菜の破片は、各自、家に持って帰って、お料理に。今回使用した人参、ズッキーニ、パブリカ、ベビーコーン、玉ねぎ、ラディッシュを細かくみじん切りにして、トマトとジャガイモ、ベーコンなどと合わせてミネストローネに。または、トマト、ナスやセロリを加えて、ラタトゥイユに。参加されたみなさんのご家庭では、きっと、さまざまな味のおいしいスープがつくられたはずです。