葉山の家に滞在中、お客さまをランチでおもてなしをすることがあります。そんなときに食材を買いに行くのは、鎌倉駅近くの鎌倉市農協連即売所。地元の人から「レンバイ」と呼ばれている農家さんたちの直売所です。

昭和３（１９２８）年の発足から90年近くの歴史があり、ほぼ毎日、鎌倉近郊の農家さんが育てた新鮮な野菜や花が並びます。毎朝通って野菜を選び、その日のメニューを決めるという地元のレストランのシェフも多いのだとか。

鎌倉近郊の畑で生産される野菜は「鎌倉野菜」といわれ、海と山が近い豊かな土壌が生み出す力強い味や、豊富な種類に定評があります。各農家さんの売り場には、カブや大根、白菜などの季節の野菜はもちろんのこと、スイスチャード、イタリアンタンポポ、トランペットズッキーニ、バターナッツ、UFOピーマンといった珍しい西洋野菜も。初めてみる野菜の名前の由来を聞いたり、食べ方を教えていただいたり、農家さんたちと会話をしながら選ぶのも楽しくて。

「レンバイ」には、パン屋さんやチーズ屋さんも入っていますが、欠かすことができない私のお目当ては、鎌倉の土で育った力強い花。先日、私が訪れたときにはジンジャーリリーという甘い香りの花があり、直売なので安く手に入るのもうれしくて、両手で抱えるほど購入しました。
直売所は、夕方まで開いていますが、品揃えが多いのは午前中。
たくさん買い物をしたいときは、ぜひ、早い時間に行くことをおすすめします。

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鎌倉市農協連即売所（レンバイ）
住所：神奈川県鎌倉市小町1-13-10
営業時間：午前8時～夕方
定休日：１月１日〜１月４日