Love of Fashion

ワンピースにアンダーパンツの組み合わせは、私のファッションの定番です。ひざ下丈のワンピースはもちろん、フルレングスの長い丈のワンピースにも、その下にはくるぶし丈のアンダーパンツを合わせています。あくまで主役はワンピースなのですが、アンダーパンツをはいて、足元にもうひとつの表情を出すのがオリジナリティです。
ハウス オブ ロータスで洋服をつくることになったときにも、ワンピースとともにまず欠かせないと思ったのが、アンダーパンツでした。絹や綿の柔らかな素材で、裾にはインドのミラーワークやフリル、刺繍を施して。ウエストはゴムにして、リラックスしながらも活動的に動けるようにしました。
もともと若いころからワンピースが好きだったのですが、背が高いこともあって、好きなブランドのワンピースを着ても丈が短くなってしまうのです。そこで、ワンピースの下にパンツを履いて、バランスをとるようになったのが、私流のアンダーパンツの着こなしのはじまりだったのかもしれません。
年齢を重ねてくると、生脚にも抵抗がでてくるようになってきます。実は私、ずっと脚にコンプレックスがあって、子どものころは“サリーちゃん”の丸い脚よりもっと丸い、幼い“ポロンちゃん”の脚って言われていたんです。もしも、体のパーツを替えられるのだったら脚を替えたい。マレーネ・ディートリッヒのような脚になれたらどんなにいいだろう!と思ったりもして。

出産が多かったから、お腹周りをふわりと包むワンピースを着ていた時期が長く、そのときもアンダーパンツが重宝しました。子育て中に子どもを抱っこしたり、しゃがんだりするときも、スカートの下を気にしなくて安心ですし、旅先の移動中、機内や車内でも動きが自由でいられておすすめです。
ワンピースやスカートの下にジーンズをはくこともありますが、デニムだと夏は暑いし、ちょっと動きにくい。レギンスも足のラインがそのまま出るのが難点だったりします。デニムやレギンスに比べてやわらかな素材のアンダーパンツはカジュアルになりすぎず、足元を華奢に見せてくれて、パーティのときでも違和感がありません。

ハウス オブ ロータスの人気アイテムとして、今後も色やデザインの展開が少しずつ増えていく予定ですので、どうぞお楽しみに!