5月5日は、我が家の長男の誕生日でもあり端午の節句。我が家でも長男が幼い頃から、毎年5月が近づくとリビングに鎧兜や馬を飾っています。
端午の節句は、もともと季節の変わり目に厄払いをする五節句のひとつで、奈良時代以前には、5月5日に薬草を摘んで祈る風習があったのだとか。強い香りと剣のような形の葉を持つ菖蒲は、邪鬼払いの象徴とされ、今でも端午の節句には欠かせない植物です。
長男の鎧兜と馬は、夫が京都の行きつけの骨董品店で出合ったもの。おそらく名家に代々伝わってきたものなのでしょう。驚くほど装飾が細やかで驚きます。馬の人形の毛並みは、まるで生きている馬そのもののような艶やかさです。
屛風の前に鎧兜、馬、狛犬など古くて美しいものが並ぶ景色は、毎年ほんの1週間ほどですが、壮麗な雰囲気です。最近は、珍しいアンティークの菖蒲の花や粽のお飾りが加わりました。雛飾りでも同じですが、正式な飾り方をベースに、屏風を合わせて飾ったり、他にも人形を並べたり、お花を飾ったり・・・自宅のリビングの雰囲気に合わせて自分らしく配置したほうが、インテリアには馴染みやすい気がします。
初節句がつい最近のことのように思えた長男も気がつけばティーンエイジャー。子どもの成長は早いものですが、今年も変わらず健やかな日々と幸せな未来を願って、端午の節句を家族でお祝いしたいと思っています。