旅をすると、その街の市場をのぞくのが好きです。ロンドンの大学に半年間留学していた長女を訪ねたときに「一日中楽しめるところがあるよ」と連れていってくれたのが、バラ・マーケット（Borough Market）。
新鮮な野菜や果物はもちろんのこと、チーズやパン、ワイン、ジャムや蜂蜜などの加工品などが並び、テイクアウトの屋台もあって、まさに一大グルメ・マーケットです。

娘が言うには「モルドワイン（イギリスならではのスパイスがいっぱい入ったホットワイン）を片手にシーフードを食べ歩きするのが楽しいのよ」とのこと。美味しいもの好きのDNAがしっかりと受け継がれているのをうれしく感じつつ、生ガキ、海老などのシーフードや、チーズたっぷりの生ラビオリなどを食べたりしながら、母娘で美味しく楽しい時間を過ごしたのでした。

このロンドン最大の食品市場であるバラ・マーケットは、１０００年近い歴史があるのだとか。中世に発祥し、１８世紀には青果卸売市場として確立され、１９世紀に鉄道が発達すると英国中の特産品が集まる場所になったといいます。何度も存続の危機があったそうですが、近年はオーガニックブームもあって多くの人でにぎわう人気スポットに。さまざまな食材があるので、ホームパーティの買い出しにも重宝されていそうです。

こうした美味しいものが気軽に楽しめるグルメ・マーケットが、日本でも増えるといいですよね。

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【Borough Market】

すべてのお店が開いているのは水曜日〜土曜日。
月曜、火曜は一部のお店だけ開店。日曜日はお休みです。
（2017年3月時点の情報です）

8 Southwark Street, London SE1 1TL, London


http://boroughmarket.org.uk/