Love of Flowers

インドで知人のお家に招かれたとき、水を張った浅い鉢にカラフルな花をたくさん浮かべて玄関先を飾られていることに気がついて、なんとも心華やいだ気持ちになりました。ホテルのロビーなどでもよく見かけますが、インドでは花々を浮かべて飾る“フローティングフラワー”でお客さまをお迎えするよろこびを表現するのだとか。
花の種類は、インドであればオレンジ色のマリーゴールドの花を基本に、何色かの色を使って幾何学的な模様にデザインするのが定番のよう。インドではマリーゴールドは神様におそなえする花ですので、場を清めるという意味もあるのかもしれません。
「ハウス オブ ロータス」でも時折、フローティング・フラワーでお客さまをお迎えしています。店内に飾っていた花が少しずつ傷んできても、花の部分だけを切って浮かべるだけで、雰囲気も新たに楽しむことができます。大きな花をいくつか浮かべて、その周りに小さな花々を彩りを考えながら配置。色や配置は各々思うままに自由に。毎日、花の状態を見ながら、少しずつ交換していくと長く楽しむことができます。
浅い鉢やボウル、器があれば、簡単にできるアレンジです。ぜひ、花瓶に活けるだけでなく、気軽に長く花とつきあってみてはいかがでしょうか?
「ハウス オブ ロータス」では、最後まで花を「使い切る」ことができるように、まるで神棚のような中国のアンティークの棚にも残った花を飾っています。